Vision is power. You can change the world!

個人的な生活と思索の記録です

紅茶倶楽部のことを思い出した

    

学生時代、今から振り返ってみるとかなり華やかな時代に学生だった私は、かなり地味でマイナーなサークル活動をしていました。
最初に入ったテニスサークルは、5月の連休合宿で左目にテニスボールを食らってからしばらくしてやめてしまいました。

そして卒業まで関わったのが、紅茶倶楽部。今のように紅茶やハーブティーを誰もが知っている時代ではありませんでした。
しかし、伊藤園のおーいお茶やキリンの午後の紅茶が販売され人気が出てきていた時代。それでもやはり、紅茶についての知識はどこまで行っても決して企業や就活に役に立つとは間違っても思えない、その程度の勝ちしかなかったように思います。

しかし、サークル活動をしているコアメンバーにとって、紅茶の知識そのものはまさにサークル、自分たち自身の中では大切な知識でした。紅茶ではなく、紅茶の飲み歩きにかこつけて異性とともにあちこち出かけられる、学園祭には一緒にティールームを開けるなどの楽しむ人も、じつは結構いたんじゃないかな... それでも意外なほどにみんなまじめに紅茶活動に取り組んでいたと、思っています。

さて、紅茶倶楽部で行っていた活動は以下のような感じでした。

  • お茶会(新人勧誘活動、定期。近くの集会所を借りてお茶を入れる)
  • 学園祭に紅茶専門店を出店(提供するケーキやクッキーなどを作り、お店の内装外装をデザインするなど)
  • 勉強会(スリランカ大使館で紅茶について教えていただきました)
  • 合宿などのイベント(後年有志でお茶以外飲み会やさまざまな活動を企画していました)
  • 紅茶専門店マップ作成(都心を中心に飲み歩いたお店をマッピング

なかでも学園祭での出店と勉強会は印象的です。
また、顧問の教師のような紅茶専門店のマスターがいて、英国式の紅茶の入れ方について講釈してもらったりもしましたね。

そう、英国式なのです。そのマスターには、いつも彼のお店で注文すると、紅茶にいれるミルクの量は、紅茶の色がお店の中の壁の色と同じになるまで入れるように!と言われていました。まじめに受け取ると、かなり薄くなるはずなので、いまでも真相は謎です。
紅茶は思い切り濃く出ていますし、壁の色はもとが白かったのが黄ばんだくらいの色です。そこまでミルクを入れるのはかなり非現実的なのでは...?

職場の英国人の上司が以前、集会(オフサイトミーティング)で集まったときに、部屋にサーブされているコーヒーではなく、わざわざティーバッグで紅茶を入れて飲んでいいました。もちろん、用意されているのだからOKなのですが、わざわざ紅茶を選択するなんて、正直自分くらいかと思っていたので、やはり英国人は紅茶ですか。と改めて納得した記憶があります。

そして最近、いい通販の紅茶専門店をみつけて、早速いただいています。美味しいティーバッグは贈答用の箱で2箱も持っています。かなり高級なトワイニングのセットです。けれども、自宅でいただくのは、やはりバルクでストレートティーを淹れ、ミルクティーで朝食時にいただくのが典型的なわたしの紅茶の楽しみ方です。

これに加えて、今回の通販のお店からは、ストレートでいただく葉っぱを購入しました。
これで夜でも緑茶をいただくほどの気軽なお茶タイムに、ストレートティーをいただくことを覚えました。

上が今日いただいている図です。
本当に美味。ネーミングもいいです。「天空の紅茶」。
グリーンのリーフが入っていて、それは浮かびます。発酵茶である紅茶本来の黒い葉っぱはお湯に沈みます。
いつものハーブティーを淹れるちいさなガラスのポットでいれると、葉っぱの泳ぎ具合がとても良く見えてまたたのしいです。

ちなみに、紅茶はその製法で発酵しているからだからなのか、漢方的には体をあっためるタイプの食物だそうで、冷えがちな人はもちろん、そうでなくても朝食に紅茶は体にいいようです。