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個人的な生活と思索の記録です

プライドと偏見

[Review]
(劇場映画)2008年01月14日 11:28
年度: 2005 国: イギリス 公開日: 2006年1月14日 英国で最も愛される小説を映画化。『ラブ・アクチュアリー』の製作者が贈る極上のラブ・ストーリー

1年以上前にヒアリングマラソンの「シネマ試写室」にて一部名シーンを聞いたきりで気になっていましたが、ようやくWOWOWの放映で最初から見ることができました。

緑あふれる英国の風景、ゆったりとパンしてみせる表情の数々が、まさしくわたしの大好きな世界。また、ひとつひとつの所作が「かつての」日本のようにお行儀を大事にしていて、これを世界中の人が好ましく思うのなら、日本人の日本人らしさはやはり好ましく受け入れられるのだろうという思うを新たにしました。

また、『ラブ・アクチュアリー』の製作者が製作したということも納得で、ストーリは18世紀が舞台のほとんど古典となりつつある小説ですが、同作と同様、厳しい現実がファンタジックな衣に包まれており、心地よく世界に陶酔することができます。

そしてなんといっても、終始抑えた感情の表現で、真のパートナとの出会いを育んでいく様子が新鮮でした。

もちろん、家柄をはじめ、さまざまな障害と紆余曲折があります・・・

見所はやはり終盤でしょうが、よい映画につきものの「もっとみたい!」という感じを与えてくれる、よい意味での物足りなさが残る映画です。

キーラ演じる主人公の次女と、長女らの恋、さらに相手役のダーシー氏ら紳士たちの純愛映画ともいえます。

キーラが大好きなわたしとしてはそれだけでもかなり見る前にハードルが上がっていたのですが(よい映画であるべき!)、しっかりとこたえてくれた作品です。