吉原御免状 in 青山劇場
[diary][Review]
いやはや、ついつい間違えました。一日違いで、チケ購入済みの2公演が始まり、つい「天保十二年・・・」といっちゃいました。
昨日見てきたのは劇団新感線の新作『吉原御免状』。来月終盤に見に行くのは蜷川コクーンの『天保十二年のシェークスピア』。
さて昨日の吉原御免状。
主演は堤真一、それに松雪泰子、古田新太。京野ことみ、藤村俊二。さらに脇には新感線のいつもの高田聖子、橋本じゅんらに加え、なんとひさびさの梶原善が。
梶原善といえば、三谷幸喜作品によく出ていたものでしたが、昨年、一昨年だったか、三谷さんの朝日新聞のコラムで梶原は俳優を辞めてアメリカに行った。もったいないことだが本人の強い希望なので仕方ない。などと書かれていたことを思い出します。
それがどうしたことか、いつのまにか戻ってきて、さっそくの舞台、ということか。それはもう、舞台では3人の主演と並ぶくらいの勢いではっちゃけていました。
すてきでした。梶原さん。
ということで、今回は堤さんと古田さんの対決殺陣シーンよりも、松雪さんと堤さん、古田さんの色っぽいシーンよりも、梶原さん大注目だったわたしでした、はからずも。
「いのうえ歌舞伎」と銘打っていますが、新感線の時代物シリーズ、ということで、歌舞伎らしい点はほとんど皆無といっていいでしょう。かといって、新感線らしさがあるかといえば、かなりマイルドな感じ。
新感線初心者はどうぞ。ていう感じなのか???
堤さんがいい人寄りのキャラだったことも関係しているかな。
いや、堤さんはどんな役をやってもきちんとこなせているのがすばらしいですが。
青山劇場は久しぶり。
同じ青山だからか、昨年の「浪人街」とかぶさるシーンもあったなぁ。。