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個人的な生活と思索の記録です

日本の年寄りの暮らしを世界がまねる?

[diary] 午前休で直帰にもかかわらず、会社で今日注目した記事をおもわずアップします。

第29回
世界思想の最先端にある日本の慣習
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/p/29/
日下公人氏(くさか・きみんど) 氏の日経BP社サイトのコラムです。

氏は東京財団前会長という肩書きですが、しばらくこのコラムを愛読しているにもかかわらず、名前以外はよく知らない、しかしどうやら大物だ言う認識しかないわたしです。

しかし、今回はいつにもましておもしろいですね。

さすがに日本の年寄りの暮らしを世界がまねるというのはいいすぎかとおもいますが(日本の「年寄り」も変わりつつある)、日本の思想が世界にじわじわと深く影響を与えているという考え方はうなずけます。

ブッシュ大統領以降、いや911以降、どうも米国本位の考え方の力が薄れつつある気がします。

そんな中、「競争ではなく共生」主義、しかも、共生と考えたときに西欧でついてくる「独裁」も受け入れない、日本的性善説に基づいた共同体主義が、いま日本の実現しつつある社会だというのです。

それを世界の思想史に現れてこなかった理由は、日本語でかかれており、日本人が愛用して終わっていたからという理由もふるっています。

これが今、世界に認識を広めつつあるのは、マンガの力。
マンガは文字よりも威力を持って世界の読者に思想を浸透させる力があるとのこと。

『以前に確か国際政治学者のジョセフ・ナイが、日本に原子爆弾を持たせるべきかどうかという質問に対して、「持たせてもいいのではないか。あの国はそんな乱暴をする国ではない」と答えていた。その理由は、「私の孫娘がポケモンの愛読者だ。それで私も読んでみると、なるほどと思った」というものだった。こんなふうに、日本の漫画やアニメはだんだん世界を変えつつある。 』(リンク先コラムより引用)

キャプテン翼ドラゴンボールも(?)貢献しているのでしょうか。