ネットイヤー石黒社長のお話から
懇親会は失礼してしまったが、ネットイヤー石黒社長のお話は興味深いものだった。
前職ではかなりの敵役、あるいはパートナーとして近しい存在だったネットイヤーの社長の話を伺えるとは思っていなかった。
予想通り、自分の人生を自分で決め続けている、開拓型のしかもかなり拡散性の高い性格とお見受けする。
やはり、あの会社で働くのは相当ハードなのは間違いない。
会社の人間の育て方について伺いたいと思ったが、あまり重要視していない様子がうかがえたので質問は取りやめた。
重要なことは2%に絞り(2%ルール)、あとは「どうでもいい」(頻出語)。
ある意味あたっているが、たいへんだ。実は自分に結構よく似ていたりもするからなおさらだ・・。
さて、マザーズに上場しただけの会社である。ネットバブルのあたりからすでにIPOは検討していたという。
企業におけるWebは一部の人が担当職務を超えて、努力してきた結果が土台となって、今はマスメディアと比べれば雀の涙ほどの予算でもってかなりの量のページを制作し続けている。
ネットイヤーに限らず、わたしたちは今後、たんなる制作屋ではなく、企業のマーケティング戦略に沿って、SEM、その他きちんと計画をたて測定結果を常時反映させつつWebというメディアを次世代メディアへと育てるのである。
ここで、やはり自動配信コンテンツの話になった。
「とある事情で」日本はUSに後れをとっているが、そろそろ出てくる頃だろう。
ということで、これだけの土台が進化した上に自動配信が乗ってくる意味を考えると、それはもう各顧客企業が直接自社マーケティングをしながら直接配信、測定にいたるまですべて自社でできることになってくる。
そのとき、コンサルタントを自称しているネットイヤーはじめ各社はどうするのか。