外資系しごとの仕組み
先週案件登録のあった仕事のキックオフ。久々のビッグディールに盛り上がる。
いまいるところは外資系なので、普通の日本企業の習わしとは若干異なるところがある。
たとえばわたしの所属しているチームのような存在。存在理由は営業部門(営業担当者)のサポートだ。
したがって、ITのような社内サポートと基本的には同様と思っていただいてよい。
さて、サポートが実際にどのような流れで行われるか。
1. 依頼したい人が問い合わせてくる。(メールや電話で。知っている人なら個人的に。逆にいきなり案件登録システムに登録してくる人も。)
2. 私たちからは依頼者に案件登録をお願いする(概要を聞いて、どういうレベルのサポートをするかを決める。その合意後。)
3. Due Date(納期)を確認してサポート開始。
4. キックオフミーティング、数回のミーティングを経て必要事項を仕上げて納品。
5. 完了を確認して、案件登録システムのステータスもクローズにして終了。
6. このタイミングで、メールにて依頼者にアンケートの依頼をする。4問と簡単だがこれがチームの運営(存続?)や四半期毎の評価につながるので大切。
と、こんな具合。
おそらく、外資系であればたいていの会社で同様の流れと思うが、一番重要な点は、助けて欲しいことがある場合、Web(イントラネット)から依頼を登録し、連絡が来るのを待ち、サポートを受けてアンケートを出す。この流れは変わらない。
これはパソコンがうごかない、というごくわかりやすい状況から、プリンタの紙が詰まった、財布を落としたといったたぐいに至るまで、すべてCase OpenといってWebから登録が必要(電話もあり)。
シンプルで明確なやり方ではあるが、結局日本人同士の場合は、ほとんどの場合、登録前にコミュニケーションをとって、時には登録のタイミングや登録者の選定まで相談し、さらにはキックオフミーティングを終えて状況をすべて固めてからおもむろに案件登録するという形になりやすい。当初はこれをアメリカ人の上司に説明するのに四苦八苦したものだ。
案件はいいとしても、財布落とした、くらい、総務部に行って話せばいいじゃん、と思ってしまったり(笑。
日本人にとってはありえないような状況やシステムなどは、結構ある。
今のところ、私の個人的意見としては、世界で一番生産性高いのは日本人。というか日本企業社会。
続きはまた今度。