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個人的な生活と思索の記録です

ビジネスプランの難しさ?

ビジネスプランをお伺いする機会を得て、お話ししてきた。何件かある中に、介護関係の話があった。
わたしは都会の普通の核家族、どちらかというと恵まれた前半生を送ってきたため、子どもや老人、病人とはあまり縁のない暮らしをしてきた。
それが昨年、母が手術をし、その後未だにリハビリ病院のお世話になることで(見かけはだいたい正常です)、少しだけ、いろんな課題が垣間見えるようになってきた。

そんな自己体験もまたビジネスプランに対する立派なサポートとなるようだというのが、これまでの実感である。

さて、昨日のお話の中では、介護というテーマが取り上げられていたわけだが、一番のポイントはご本人のこの事業に対する「想い」が非常に純粋で強いものだということ。だから、聞いている側は、この人はこの事業から決して逃げない、という信頼感を受け取る訳だ。
一方、ビジネスモデルはというと、作り込み途中にもかかわらず、たしかにきれいにまとまっているが、いくつもの疑問点がでてくる。中でも実際の話、介護の現場の忙しさや携わる人たちの人物像を考えると、実現可能なのかどうか。本当にやるための仕組みは作れるのか。など。

この「実際にどうなのよ?」というところ、結構よくポイントになっているような気がしている。
お客様、あるいはステークホルダーにあたる人たちの「顔」がしっかり見えているかどうか、その気持ちや、いわゆるニーズ、ウォンツを聞いているかどうか。
実際投資していただく場合は何度も何人もの相手を自分のビジネスプランに巻き込んでいく必要がある。誰よりも自分が把握している、これならいけるという揺るぎない自信こそが発表した方々の欲しいものだったように感じた夜だった。