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個人的な生活と思索の記録です

お友だちに会いに

行ってきました。
香港人のお友だちと出会ったのはたしか2000年だった気がします。ともかく英語ができるようにならないと、という切迫感からネットでペンパル募集に応じたのが最初。まだメル友という言葉、出会い系という概念すらなかった時代。
回線は、ISDNでのインターネットでした。当時としては速かったのですが、ネット上にはまだなんとなく狭い屋内のような空気感がただよっていました。
10年近くもつづけられたのは、彼女の好奇心と忍耐強さのおかげだと思います。Open mindedな性格は母譲りと言うことは今回いっしょにいらしたお母様にあってよくわかりました。一番若かった!

ちょっとそれますが、わたしはちょうど初めてアメリカの大学で研修を受けたとき、挨拶1つできなかったことに直面し、集中して勉強することにしたわけです。最低限、Hello、お目にかかれて光栄です、くらいは言うべき立場の相手の方に対して、Hi、くらいしか出てこず、しかも初めまして1つまともに言えなかったのは、今思い出しても大変大きな経験です。

そんなことがあってともかく出会えたお友だちの友だち募集のメッセージ。Serious only. という一言がいまでも忘れられません。
おもしろいもので、そんな言葉の端に、ちゃんと彼女らしさが出ていました。

最初の頃のメールはそういうわけで、わたしのたどたどしい、中学1,2年生の教科書のような会話につきあってくれた彼女でした。そのうち、食べ物や漢字、文化の話、いつでも正直で明快な答えを持って接し、逆に1ついえばいくつもの質問が戻ってくる、それに対して一生懸命返事をする、を繰り返しているうちにずいぶん英文メールに慣れてきました。

さらにペットや旅行の話、映画、ドラマ、スターの話等々、話はここ1、2年くらい彼女が転職してからあまりメールを書かなくなるまで、ずっと尽きませんでした。もしかしたらFacebookのためもあるかもしれませんが!

その後3年くらい経っていたでしょうか、彼女が東京に来て、1日案内しました。
わたしも今から3年前に香港へ遊びに行っているので、今回で会うのは3回目、先方のご家族と会っているせいか、香港では2日会っているせいか、だいぶ会話自体がスムーズに意思疎通できるようになったせいか、なんだかもう慣れてきて。

良い友だちができて本当に幸せです。

よく西洋で言うように、宗教や政治の話はタブーかもしれませんが、割とそんな話もあからさまにできたり、ほかのアジアの国の話などもさらにおもしろく、知らず知らずのうちに勉強になりました。


ということで、私の中では今回いろいろまた話をして、もう親友レベルの次ぐらいに格上げされてますw
仕事がらみの話ができないのが苦しいですが。お互いに、以前のように気楽な立場ではもうないのだなと感じています。

ちょっぴりさみしいけど、大人同士、しかたがないですね。