ただいま試験中
16日〆切で、今年も2年ぶりに更新試験問題が送られてきました。今度受かればゴールドカードからブルーカードへの格上げ、6回目の更新です。受けた当初は単なる腕試し、こんなにやると思いませんでした。
DTPエキスパート認証制度はJAGAT(日本印刷業協会)が行っており、デジタルグラフィックス方面ではもっとも歴史あるしかくとなったようですorz
DTPエキスパート認証制度
http://www.jagat.jp/content/blogcategory/42/306/
上のリンクをたどるとわかるとおり、今年の更新試験には3問の不備があります。これまでにないことですが、ざっくりと今日(やっと!)目を通したところ、中高生の国語能力程度があれば、何も知らなくても解けてしまう問題も数問あります。これは昔から。
試験問題はこんな感じですが、ふしぎとインターネットの普及やインターネット上にある情報量の拡大によらず、いつも検索と自分の知識だけで解くと、合格ラインの5%くらい上、ぎりぎりな合格レベルです。
もっともこれはonかoffかなので、合格さえすれば何の問題もないです。
1年おきの更新はかなりきついですが、在宅で解ける、会社の同僚たちと協力し合える(出題は個人によって違うし、自分で解かないとですが!)、などの環境下でできるのは、この試験の理念が、印刷物、印刷物とのクロスメディアに関わるマルチメディアコンテンツ制作に関わる関係業界のあらゆる人々が同じ技術や情報をベースにして協業できるようにするというもので、つまり業界全体を育て向上させようというものです。わたしはこの認証制度にであって以来、これに共感しているため、受け続けています。
ま、もちろん転職時のためもありますが。あるいは、ベンダーたる印刷会社との話題作り、レベル感の確認などに使うこともできたりしますw。
それにしてもJAGAT。ここは社団法人なので、賛同している企業が通常制作している商業印刷物のレベルからすると、あまりにも低すぎる嫌いは否めませんが、これには何も言えません。
気のせいかもしれませんが、どうも今回の問題のレベルは以前よりもやや落ちている気がします。こんなことは初めてです。
ビジネス関連の会話のなかにあると、印刷業という世界が大変厳しい状況にあるというのはもう10年以上前からわかっていたことです。わたしも一時はその業界に身を置いていましたので、各社どういう状況か、どれだけ根の深い問題があるか、わかっているつもりです。
それがいよいよどうにもならないところに来たのか、それとも最近受験される方々の理解度に合わせているのか。いずれにしても時代の変遷を強く感じた次第です。
さてさて、こんなことを言っている場合でなくて、早く解かないと。いつもこのDTPエキスパートの試験問題は完璧と思って提出して、ぎりぎりなので、油断大敵なのです(笑。
受験される方、制作のディレクターのキャリア形成やスキルアップには非常によい試験です。あなどるなかれ!
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