Vision is power. You can change the world!

個人的な生活と思索の記録です

続けるということ

今日はアタッカーズで長らくお世話になっている、末吉さんのTweetから思わず考え込んだことを。

>> @takaosue ...なんか改めて考え込んでしまった。はてな近藤社長の「潰れるベンチャーと潰れないベンチャの違い」粘り強く続けること、そのためにはそれが好きであることhttp://bit.ly/cSrAQw <<

ほかでもない、はてな社長の近藤さんの日記の引用なので、堂々とw
jkondoの日記:
http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20100706/1278367206

あちこちで聞く話であり、容易に想像がつく事柄ではあります。
でも、それを実際に実行することは、ただ頭でわかった、というだけの状態とは天地の差があるわけで、改めて考えてしまいました。

大小にかかわらず、自分が新たなビジネスプランを考えるとき、やはり自分自身が好きでずっと続けたいと思うことでないと、プランを具体的なところまで落とすことができません。それは、計画策定と稟議が通った後、その限られたメンバー含めたリソースで、困難がみえかくれするその事業を、自分自身がいってみればエンドレスにやり続けることはとても想像しにくく、どうしても実行メンバーをアサインして引継して終わってしまいます。

それでも思わずやりたい、と思う案もありました。そして、当時企画担当だったにもかかわらず。1メンバーとして、参加させてもらったこともあります。

なんでやりたかったか。それはそこにキャラクターという、プランを擬人化したものを作り上げてしまい、しかもそこに思い入れを持ってしまったから。もちろん、万一誰もいなくなったとしても、自分がマネジメントしてリリースまで持って行けるという自信と意欲もあったから。

ひるがえって、今はどうでしょう。継続業務はさておき、今初めてやっていることのひとつに、自分が入り切れていないことに気づきました。没入できない理由は、無意識のうちに人任せにしようとしていたこと、なぜか。全体像が見えない、メンバーに甘えているなどいろいろいいわけは成り立つけれども、実は、自分は初めてのことが苦手なときがあるということがわかりました。いつもは初めてのことはむしろうれしくてすぐに飛び込むのですが、苦手と感じるときはどういうときか。

「失敗したくない」「できる自分でいたい」「無理はできない」などの観念が邪魔しています。

別にできなくてもいいけれど、いいところを見せたいというのは、まだこれから入り込みたいところと仕事する場合は本当に大事なことで、よい作用を引き起こしてくれる観念なのですが、これがときに逆に自分の足を引っ張ったりします。

逆説的でこまりますが、わたしにベンチャー的な勢いと創出力を期待する方にはむしろ失望を与えてしまうことさえあるでしょう。このパターンは、思い返せば過去に結構あったように思います。

ここで、近藤さんの日記のように、ただ、毎日できることを1つ1つ片付けていくことができれば、そこに集中すれば、この場合に役に立たない観念を脇に置いて、事業を前に進めることができます。

おまけに、淡々とやることは、不思議と脳を活性化して前向きな気持ちにリフレッシュしてくれます。

そもそも自分はできるできないなど評価の枠の外にいて、自分という個性を世の中に少しでも活かし役立てたい人間です。

淡々とただ、続きをやり続けることが、世の中の、仕事に関わる人たちの、そして自分自身にとってプラスになると信じています。

なぜって、今やっていることで嫌いなことなんて一つもなくて、やめていくことでさえ、嫌いなことなど一つもなくて、ただ、やり始めれば、一人、死ぬまでやってしまうのが怖いくらい、仕事だけに集中してしまいそうな自分なのです。。