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個人的な生活と思索の記録です

【読んだ記事】人生を変えた最大の教訓

大前研一氏が若かりし日にMITでドクターの試験を受けたときの話。原子力が専門分野の彼は、日本ではお目にかかったことのないような思考問題の洗礼を。
計算がずば抜けていても不合格にされた彼は、「めちゃくちゃ頭に来て」、教授に抗議に行ったという。(以下部分引用)

~~引用ここから~~

「お前が一番危険な人間だからだ」

原子炉設計に「結果的に答えが合っている」は通用しない。なぜその答えになるのかという道筋を説明できなければいけない。道筋さえ正しければ、あとの計算は代わりの者だってできる。MITでは論理を構築できるかどうかが問われるのだ――そんな説明を受けた。

「お前たちは将来、原子炉の指導者になる。ならば、考え方をきちんと書かないで答だけ合っているような危ない人間を卒業させるわけにはいかない」

東の果ての島国からやってきて、何としても答えを出すことに必死だった日本人留学生は、ぐうの音も出なかった。これぞ本当の日米の違いだと思い知った。

~~引用ここまで~~


よかった。大前氏も普通の日本人学生だった。ただし、こうした体験を決して流さず、自分のものにしていった。それを彼は『自己改造』といって本文で回顧をつづけている。

それはすなわち、答えを求める思考から論理の構築重視への転換だった―


私の人生を変えた最大の教訓は何だろう。
幸か不幸か、これだ!と即答できないが、いくつか思い当たる経験も。もしかしたら、大前氏のようながつん!はなくても、この1年くらいがそれにあたるかもしれない。
... あぁ、もしかしたらそれは、震災だったのかもしれない。大きなカーブを曲がっているところなのかもしれない。


http://president.jp/articles/-/5793:人生を変えた最大の教訓 大前研一入門【第10回】