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個人的な生活と思索の記録です

キャシーの体験談


二人目の女性、キャシーは、WTCにおつとめのご主人を亡くされた方でした。サポートの男性は、ご主人の同僚だった方でした。
9月11日は、ちょうど息子さんの学校の始業式であり、彼のラグビーの試合が近く、とてもいい陽気で、気分のいい日だったと言います。
ご主人は早くに家を出ました。子供を送り、戻るとご主人から連絡がありました。テレビを見てくれと言われてスイッチを入れてみると、ノースタワーから煙が出ているところでした。キャシーはご主人に、大丈夫かどうかきき、サウスタワーの真ん中あたりにいたご主人は大丈夫だといいました。
ご主人が家のことを気遣い、何度か電話を掛けあったそうです。そして、サウスタワーにもう1機が突っ込んだことを知ります。
以後、ご主人とは連絡が取れなくなり、同僚の皆さんに声をかけていきます。

同僚は、ご主人が自分のすぐ後ろをついてきて、階段で避難したと言いました。それでうまく逃げてどこかにいると言いました。
しかし、結局現場は火事のようになっていて、3日後の14日金曜日、ご主人の遺体がまるごと発見されたのでした。キャシーはそれを幸運だったと言います。なぜなら、遺体の発見、特に全身で発見されることは珍しいことだったからです。