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個人的な生活と思索の記録です

ソチオリンピック、盛り上がってますね



今回のオリンピック、正直最初はどうなることかと思うくらいの熱不足でしたが、今やあの競技もこの競技も盛り上がりまくりですね。
しかも、選手のコメントがどれも、「オリンピックのすごさ」についてです。どれだけ「すごい」か、いったいどう「すごい」かを理解するには、自分もオリンピックに参加してみないと分からない、「すごい」というコメントそのものがすごいなあ、と感心しながら見ています。

  1. スノーボードがすごい

ハーフパイプの平野平岡両選手の銀銅メダルがまさに日本のメダルの最初を飾ってくれて、それだけでもあまりあるほど大きな意味のある競技でした。しかも平野選手のジャンプの高さが高すぎていちいち画面から消えるのがあ〜、だったりおいおい、だったりいちいち声を上げてしまう感じで、盛り上げてくれました。
平野歩夢選手が15歳ということもあり、オリンピック前後のインタビューや番組はかなり観ました。

  1. 男子フィギュアがすごい

男子フィギュアの皇帝エフゲニー・プルシェンコ、直近の王者のパトリック・チャンの両方が個人競技になったとたん、精彩を欠いてしまったところに、なにかとても感慨深いものがありました。つまり、具体的に言葉にすると、本番に弱いのは日本人だけじゃなかったんだな。という思いです。今回は本当に頻繁に、選手がひどく近況しているという話を聞きました。もしかしたら、今までも毎回のオリンピックでは選手は異常に緊張していたかもしれませんが、それを今回、初めて素直にリアルタイムにレポートしているだけなのではないかなと、思うのです。時代の変化でしょうか。


このような中で、羽生選手が団体にも貢献しつつ、個人で金メダルを獲得したのはすばらしいという一言では表現しきれない何かがあると思います。それは、一言で言えば、経験です。未曾有の震災に遭い、さらにいち被災者として生活し、そこから抜け出し、言葉の通じないところに身を投じ、さらに捨てきれない夢のためにコーチに自分の思いを伝えてここまですべてをかけてきた。これはもう、同じ経験をした人はいません。たとえば、彼の場合は全課程を滑りきるスタミナが課題の中、さらにぜんそくという持病があり、たまたまコーチ(ブライアン・オーサー氏)もぜんそくの持病があり、適切な措置やトレーニングを積むことができたからこそ、このオリンピックで団体および個人を立て続けに滑りきることができた。メンタルも自分でコントロールできた。これはひとえに経験があったからこその結果ですね。

  1. ノルディック複合がすごい

オリンピックと言えば複合、というのは、長野以前のオリンピックを応援してきた世代の感覚でしょう。荻原兄弟の活躍とか、団体競技の、しかも強い日本の象徴でもあり、かつて、複合を応援するのはとても心地よいものでした。

それが荻原兄弟がいなくなってから、その後ここまで長きにわたって複合という競技がメダルから遠ざかることになるとは思ってもみませんでした。なので、今回の渡部選手の銀メダルがすばらしく感動的な物語となりました。しかも兄弟で複合団体に参加というのはかつてのバブル時代の日本をも思い起こされる、感動を呼ぶ結果を期待してしまいます。

  1. そして

まだまだ実はたくさんありまして。
高梨さんのスキージャンプ女子。来たるフィギュア女子。ショートトラック。スピードスケート。モーグルカーリング。新しい競技も心躍るようなエキサイティングな場面がたくさん画面からあふれてきます。

途中経過ですがこんな感じで、今回も思い出に残る冬になることでしょう。