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個人的な生活と思索の記録です

投資するなら世界を見なきゃ(ボビー・オロゴン)

2月13日の日経新聞・わたしの投資論。
マネー研究所|NIKKEI STYLE

ここのところ、レビュー続きですが、もう1つ。
なんとなく読んだ日経新聞の記事。タレントのボビー・オロゴンさんの投資に対する考え方、動き方、そして今後してみたいこと。

こういう、日本の標準的な文化や価値観とは異なるところで生きてきた人の言葉って、とても興味深い。
オロゴンさんは、ナイジェリアの出身だそうです。

小さい頃からお父さんにお金の大切さを教えてもらい、同時にたくさんのお金を触れさせてもらったというオロゴンさん。

短いながらも金融で8桁9桁のお金を扱っていた者としては、扱っているものと自分の財布の中にあるものが同じものとは思えなくなりそうで、なるべく今触っているこれは、お金である、と自分に言い聞かせるように、数字に必ず「円」をつけて呼んでいた記憶があります。
銀行員の知恵をお借りしたのだと思います。

オロゴンさんはの投資経験はなんと5歳から。それも、私も何度も飼ってきたハムスターから始まったそうです。ハムスターは多産な動物です。子どもをたくさん産ませて、それを売ったそうです。
それが鶏、ウサギ、最後は牛になったそうです。牛は高級品で、持つことがステータスな動物だそうで(日本でもなかなか持てないと思います)、手に入れたのが高校2年生のときだったそうです。すばらしい。

世界70億人に対して日本が1億2千万人。など、この人の数字感覚は優れたものがあると思います。

同時に冷静に俯瞰する視点をもっているので、いまだ売り切りをしたことがないというのはなんとなく納得できる気がします。

そして最後にこんなコメントが。ありがとう。

もうちょっと日本でがんばったら、こんなプロジェクトを考えています。毎年10人くらいの若者を海外に送って、そこで何かを手にして帰ってきてもらうんです。世界には1日6時間しか電気がこなかったり、ちゃんとした水が流れなかったりという場所がまだまだあります。それを体で感じて、日本がいかに幸せかを感じてもらいたいです。僕はアフリカからやって来て、言葉も分からず苦労したけど努力してここまできました。いろんな国を見てきたからこそ、日本のよさがよく分かるし、日本が大好きになりました。そういう僕にしかできないことだと思うので、ぜひ実現させたいですね。