Vision is power. You can change the world!

個人的な生活と思索の記録です

人のためのけんか

先日起きた実話です。
どちらも自チームの大切なお客様である営業サイドのお二人がめずらしく同じ打ち合わせに同席していました。
わたしは、メンバーとともに、いきなりの打ち合わせへの参加要請があり、おそらく何かの制作を依頼されるのだろうと予測して出席していました。実際、このようにいきなり意思表示されることは時々あることなのです。

さて、その打ち合わせで要請してきたチームから趣旨説明があり、思ったとおりの展開となりました。
ところが、その後遅れてもう一人の方が入室、先に説明された趣旨よりもさらに大きなプロジェクトに拡大して会社として重点的に取り組もうとの呼びかけ。わたしはその時点で関係なくなったな、と密かに考えました。
そこへ、突然、遅れてきた方の方が、わたしがそこに座っていることに言及しました。
もちろん、部屋には10人程度しかおりませんので、入った瞬間、存在には気がつくわけですが。

『どうしてここに----さん(わたしの名前)がいるわけ?』
『----さんにはお手伝いしてもらうために来ていただいているんです』
『おかしいだろ、彼女の仕事はこんな関係ない打ち合わせにでることじゃないだろう。彼女は特定のお客様に対して提出する提案書を作るためにここにいるんだよ。だから、本来的でない仕事はやらせてはだめでしょう?』

激しいやりとり。そうなのです。二人がわたしのチームのため、わたしのチームのあり方をめぐって口論を始めたのです。
わたしはこの方の正しさを貫こうとする意志に深く感心し、感謝の思いで頭が下がると同時に、すっかり申し訳なくなりました。なぜなら、二人とも、十分すぎるほど私のチームの存在意義や価値について理解して実際に使ってくれているのに、まだ会社全体として、私のチームが提供している全容を理解していない。それはチームのプロモーションを担当している私自身の力不足でもありますが、それぞれに対してまったく違うものを作って正当化してきたやり方に、つじつまが合わなくなった瞬間でもありました。

わたしは、今回参加要請をいただいたチームの仕事を、本来のグローバルチームとしては、主流の仕事ではないと理解しています。しかし、なかなか日本ではできていない、きちんとした手続きさえ踏めば、これは正当なサービスメニューのひとつとなります。それをわたしたちのチームの成功事例として、社内の皆さんに見ていただけるものは、ようやく今日になってできました。
件数は少なくなるかもしれませんが、今後も、正当な仕事を幅広くやり続けるつもりです。案件数などサポート領域のバランスが重要な面がありますので、定期的に重点メニューを見直します。
人員を増やすことで、このような社内マーケ、社内営業について考える余裕ができると、ようやく正しい社内サポートチームとして成立するのかなと考えています。