チェンジエージェント養成講座その後。
今日が全6回中の第5回目でした。終えてみて、他の皆さんがその振る舞い行動から、知らず知らずのうちに成果をつかんでいることがわかりました。
私はといえば何となく、没入しきれない、もやっとした感じが残っています。
セッションの中で他の皆さんもまた、同様のもやっと感を持っていることも判明しました。
わたしが今日言いたいのは、そのもやっとが実は、十分な時間をとって各セッションをしないで、駆け足で味見を連続させたことに端を発しているということです。皆さん優秀でまじめなので、駆け足の味見でも、本を読んだり、自分で考えるなどして、キャッチアップし続けてきているわけですが、それでも、体験は読み書きや説明では決して伝わらないのです。
それを伝えるためには、やはり同様の体験をしてもらわないとならない。たとえば、システムシンキングを体験してもらうためには、扱うテーマも大きく影響してきます。やはり実際に自分の仕事に関わる話などでないと、効果がわからない。
ということを、講師の方に話していたら、先生自身、自分のセミナーを売る営業として、どのようにしているのか興味がわき、口々にたずねました。営業、どうしているんですか?と。
すると、帰ってきた返事が、「営業はしていません。人とお話しする際に、聞きたい方にはお話しするし(対話)、そうでなければそのままw」とのこと。なるほど相手の反応も受け入れているのですね。
体験をみるトレーニングをしていたとき、そのすごさを他の人に伝えようとすると、たいていは怪しくなってしまうことが多かったです。たとえば、新手の宗教、マルチ商法、あるいはカルト団体などなど。そういうことが脅威として取りざたされていた時代でもありました。なんでも説明してもわからないものには不安を覚えるようです。
実際、皆さんが漠然と感じていた、もやっと感は言い換えればこれから一人でやっていけるか、学んだことを活用できるかの不安だということが話していて見えてきました。
不安は不安として受け入れて、今の状態から徐々にやっていけるようにサポートをもらいながら各ミーティングをコーディネートしていきます。