Vision is power. You can change the world!

個人的な生活と思索の記録です

コントロール

同じ仕事を3年以上続けている。
3年といえば一区切りとも言えるのだけれど、やめずに続けていられる理由は、まだ自分の使命をもてる余地がある、目標として達成したいことがあるからだ、と思う。
そもそも自分がここにいるのは、ほとんどばくち的な出会いであって、自分の次のステップをここにフォーカスしたのだ。世界中の人と自由に出会える、つまり世界中を自由に訪れ交流できる。もちろん、仕事も遊びも。
だから言葉は重要で、転職前後はそれはもう一生懸命勉強した。

やったらやっただけ返ってくるのが語学で、英語に接すれば接するほど、力になっていく。
かといって、それが即、夢につながるほど進歩するわけもなく、ただひたすら、川原に石を積むがごとく、やりつづけているのが現実だ。

この1年半ほどは、集中して事業戦略策定、ビジネスモデルやスキルについて勉強をしてきた。それは英語を使ったコミュニケーションに不自由を感じなくなってきた頃と時を同じくして始まっている。英語学習はいったん脇に置いても、仕事上使い続けているのはまちがいないので、英語に関してはそのままにしてきた。

それが昨日突然、変わった。
本国からある専門チームがきて、当チームの業務についてのヒアリングがあった。一人はオーストラリア人、もう一人は早口のアメリカ人だ。
初対面なのでかしこまって難しい単語をならべて早口で展開する会話。おまけにみんなアクセントが強い。

一緒に同席した方の一人が、いち早く私の代わりに説明を始め、私は補足でいくつかの指摘やコメントをしたにとどまった。本当はもっと当事者としての現実の話をしたかったのだが。
ゆっくりしゃべってもらえるように頼めばいいとよく言うが、これが今となっては結構むずかしくなっている。

もう一度、勉強したい。しかし、するにしても本格的には今年の秋以降、下手をすると十分に時間をとるには来年になるかもしれないが、また今からでも意識して少しずつ勉強することにする。身につけるためには、小さなことを繰り返し、あるいは丁寧に、最低数十回はすること。素材は究極、なんでもよい。ただ、曲がりなりにも仕事できるくらいに意思疎通が出来るようになってくると、なかなか勉強と言うことを続けられなくなってくる。

私は意思疎通にまだまだ成長の余地があることを知っている。実際、いまだに不自由は感じている。
同時に、自分に賛同していない人に対しても話ができ、振り向かせることができるしゃべりを、英語でも日本語でもできるように説得力を身につけたい。今の状態は、こちらを向いてくれている人に対する説得力だ。

新たなモチベーションになった小さなきっかけ。遠く外国に行ったひとにも、毎日こつこつとトレーニングのビデオを聴きながら作業している人にも恥ずかしくないように、がんばろうと思う。