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個人的な生活と思索の記録です

TSUTAYA黒岩禅さんの『【リーダー・上司の】「最高のチーム」をつくるシンプルな仕掛け - やる気に火をつけ行動する集団に変える47の秘訣』を読む

小売、飲食は本当におもしろい。わたしは長らく企業人として働いていますが、過去アルバイトレベルですがファミレスで働いていた経験があります。
わたしにとってファミレスでの経験は、学生時代のときには自分の働く姿勢を形成し、社会人になってからは会社員をやりながらだったため、視野を広げて気づく点が大きく、また自分がどれだけ年下、しかも高校生らに対してできることがあるかを気づかせていただいた、本当に大きな体験でした。
この本は、そんな背景を持つわたしが、近年チーム運営について試行錯誤している中で共感大の内容でした。
最近のわたしは、人の失敗を許すことの難しさを痛感することが多く、また、一度つまづいた後の再コミットへの持ち込み方、自分自身のモチベーションの行き先探しなどに終始していた気がします。
ここへ来て、自分の強みの1つとして、フォロワーシップ力があることに気づきました。これは幸運とも言うかもしれません。上司には常に恵まれてきた自分がいます。正確には短い間ですが困難に直面したこともあったと思いますが、それをすっかり忘れることができるのも、美徳のうちかと(笑。
恵まれているかどうかなど、自分が決めることですね。わたしが考える恵まれた上司とは、行動力があり、社内調整ができて、自分たち部下の意見ややりたいことを上層部に通してくれる人のことです。もちろん、部下には自由にさせてくれるし、ときどき、さりげなく「どう?」とか、無駄話の合間に「…だよね^^」のように目を合わせてくれたりと、忘れてないよ光線を送ってくれます。
わたしはこういった上司は古い時代の管理職像だと思っています。そうした人たちはわたしの古巣にももう、残ってはいません。しかし、自分の記憶には何人かのお世話になった方々がいます。彼らのどんな振る舞いが自分の成果につながったか、それを考えると、自分が次に何をやればいいかがわかっているはず。
なのに、なかなかできないのは自分の中での葛藤があるから。

黒岩さんの新しい本は、黒岩さん自身の体験を本に綴られているわけですが、そうしたわたし自身が体験してきたさまざまな出来事を想起させるような挫折感や達成感に充ち満ちているわけです。
同時に、TSUTAYAという、変化する時代を駆け上った店舗の様子が見られて、こうした多くの方の努力がいまの発展をつくってきたのだと、確信をもって見ることができるのです。

【リーダー・上司の】「最高のチーム」をつくるシンプルな仕掛け - やる気に火をつけ行動する集団に変える47の秘訣

【リーダー・上司の】「最高のチーム」をつくるシンプルな仕掛け - やる気に火をつけ行動する集団に変える47の秘訣